スタッフブログ
2019.09.21
スタッフブログ
ブルーシートの張り方
9/19(金)に木更津市の災害防止協議会で開催された、
「災害ボランティアセンター愛知人」代表の赤池さんによる
”屋根の応急処置!ブルーシートのはり方”講習を受講してきました。
ブルーシートに薄いのと厚いのがある、くらいは知っていましたが、
”UV土のう袋”を使わないと、1~2ヵ月で破れてしまうことや、
それらを縛る紐も、梱包用の”PPひも”では、多少太い物を使ったとしても
1ヵ月程度で劣化して切れてしまうということまでは知りませんでした。
講師を務めて下さった「愛知人」さんのホームページ(YouTube)に、
私が受けた講習とほぼ同じ内容の講習の動画がアップされていましたので、
是非、一度ご覧ください。動画の再生時間は約24分です。
(勝手にリンクを貼らせてもらいました。)
ご自宅の屋根に既にブルーシートや土のう袋を載せているという方は、
特に土のう袋は自治体で無料配布しているものの多くがUV加工のない、
ごく普通の土のう袋らしいので、使っている材料などをご確認いただき、
1ヵ月以内に屋根の修理をしてもらえるという確かな保証が無い限りは、
なるべく早く交換等されることをおススメします。
土のう袋の場合は、破れてしまうとその後補修工事をするのにも危険だし
清掃など余計な手間がかかるそうなので、UV土のう袋が手に入ったら、
それに現在の土のう袋をそのまま入れてしまえば良いそうです。
1ヵ月あれば何とかなるでしょ、と気楽にお考えの方も多いかもしれませんが、
今回の被災家屋は2万戸を超えると言われています。
場合によっては半年以上先になることも、可能性としては十分あり得ると
お考えになった方が良いようです。
ただし、屋根上の作業は本当に危険です。
今回の台風で千葉県内でも3名の方が屋根から転落して亡くなられたと聞きました。
それでも、どうしても頼める人や業者さんが見つからず、自分でやるしかない、
という場合のためのノウハウですので、これを見ての安易な実践はお止めください。
余談になりますが、ブルーシート張りで20万円の請求を受け、詐欺まがいだと
ニュースになっておりますが、屋根の上に上がるだけでも本当に命がけの作業なので、
赤池さんは、自分達はボランティアで無償で行っていますが、有償で依頼する場合、
応急処置の範囲、大きさや内容(1年近く保てるようなしっかりした材料できちんと
処置しているか)によっては、法外な価格だとは一概に言えない、というような事を
おっしゃっていました。
もちろん、屋根をブルーシートで覆ってガムテープを貼っただけ、というようなのは
論外ですが。
最後になりますが、今回の台風で何かお困りの事が有る方は、
お住まいの市区町村役場、あるいは各災害防止協議会へご連絡ください。