吹抜け和室の和モダン住宅
大屋根でベランダを設けず、2階を小さく、1階を大きくした和モダンな佇まい。発電効率は落ちますが通りからの見た目を重視して、太陽光パネルは全て西面に搭載。玄関の3枚引戸にもこだわり、上り框は腰掛けるのにちょうど良い高さに設定しています。2階天井までの吹抜けに、畳ともみの木を組み合わせた和空間に仕上がりました。
こだわりのポイント
もみの木 太陽光発電 和風 小上り 堀こたつ 広縁 土間パントリー 吹抜け 母屋見せ 通風 ペット うさぎ 猫魔障子 東障子 3枚引き玄関戸
- 工法
- 木造軸組(在来)
- 所在地
- 市原市
- 竣工年
- 2014年
- 床面積
- 120.06㎡(36.3坪)
- 土地面積
- 533.93㎡(161.5坪)
Galleryこのお家の見どころ
玄関を入ってすぐ正面に広がる吹抜けの和室(仏間)。南側ハイサイドにはFIX窓、2階通路部は腰壁をくり抜いてあるので、その向こうの腰窓を通して空が見え、明るく開放感があります。
吹抜け和室と小上りの間は4枚の障子で間仕切ることができ、玄関との間にはガラス入りの東(アズマ)障子、広縁には猫魔障子を設置。普段は全て開け放って風通し良く、真夏や真冬、来客時などは扉や障子を閉めて、冷暖房効率を上げることができます。
大きな赤い花柄のクロスが目を引くトイレ。その手前にはお客様にも気持ち良く使っていただけるよう、大きな一面鏡の洗面台を設置しました。雑多になりがちな洗濯機周りや浴室はこの裏側に配置し、家族以外の目に入らないよう配慮しています。
L字に吹抜けをのぞむ2階ホール。右手奥は小屋裏収納になっています。南側居室の窓や玄関を網戸にするとかなり風が抜けるので、洗濯物の陰干しスペースとしても使えます。
2階の洋室は5帖という狭さながら、奥に約1mの床上げ部分を造り、下にペットのケージや収納棚を置き、上はベッドにすることで、スペースを有効活用。床だけでなく天井にももみの木を貼っていて、防臭効果も発揮しています。
お客様の声OWNERVOICE
増改築を繰り返して
住まい造りのきっかけは?
古い母屋と理容院を兼ねて建てた四角い家、その2つを繋げて台所を作るなど、増改築を繰り返していたので、最後はつなぎ目から雨漏りがして家自体がひどく痛んでいました。家族構成が変わったことをきっかけに、客寄せのための大きい和室なども不要になったことから、雨漏りや隙間風がなく、老後も安心して住める家をと考えました。
実際の住み心地は?
元の家とは比べ物にならないくらい快適です。建替えですが調整区域内ということで許認可に多少の時間がかかったおかげで、細部までいろいろ検討してから着工となったので、仏壇置き場の奥行きをもう20cm狭くして裏に棚を付ければ良かった、桐ダンス脇のコンセントの位置をもう10cm手前に付ければ良かった、の2点しか後悔箇所がありません。